2025年1月5日(日)、立脇バレエの発表会が無事終わりました!
今回の幕ものは『くるみ割り人形』全幕、振付は成澤淑榮先生とイルギス・ガリムーリン先生です。役の多い演目で高校生以上のほとんどはソリストポジションをもらい、今回はソリストではなかった子や中学生も1幕の子供達や兵隊など物語をお客さんに伝える上で重要な役になりました。(もちろんそれ以外の全ての役が大事に決まってますけれども。)幕ものに初めてがっつり出演することになった中学生含め、演技も踊りもみんなよくがんばり、大成功だったのではと思います。

私は今回、壊れたお人形、雪の精、スペイン、花のワルツの4役をもいただきました。愉しく忙しく練習して本番迎え、ちょこちょこやらかしはあり悔しくはあるのですが、やらかしに引きずられず固まらず踊れたので、やれることはやれたかなと思っています。




大役だった『壊れたお人形』、苦手の回転に最後まで苦戦し難易度落とした振りに変えてくださってどうにかという感じで、なのに本番はそれと別の部分で足が床に引っかかったりしました。けれどもカクカク本当に人形みたいだったということを何人かから言ってもらえて、最低限かつ必須の役らしさを出すことができていたなら、まあ良かったかなというところです。(本番2ヶ月前のゲスト来てのリハーサルで、成澤先生とイルギス先生の反応が良かったのが、練習のやり方の自信になりました!)
いつもの立脇の先生方、保護者の方々をはじめ裏を回してくださったみなさん、ゲストの振付の先生方、ゲストダンサーのみなさん、舞台スタッフのみなさん、いろんな方に心から感謝です。

いろいろ思い出深いエピソードがいくつもあって書ききれないくらいで、書き漏れると嫌なので全て書くのはやめておこうと思うのですが、2つだけピックアップ。
1つは、『壊れたお人形』を踊り終わったあとに子どもたちが集まってきて、興味津々に触られたり動かされたりする場面。練習でだんだんと遠慮がなくなり、どう応じてよいかわからない触れ方されたりしたのが、けっこう好きな思い出です。子どもたちの役を演じることに入っているな、という感心と、だいぶ歳上の私だけど怖がらず接しているな、という嬉しさと。

そしてもう1つ。発表会当日、自由美先生が大学生と私のいる楽屋にいらして、練習や諸々の段取りに気を配ってサポートしてくれてありがとうとのお言葉とともに、一人一人のイメージに合わせた花束をくださったことです。
こちらこそ、ご多忙な状況下で多方面の流れを察知して落とし所を見つけながら指揮してくださり、ありがとうございました。

方針など悩みながらの日々だと思うのですが、自分に直結する部分でいうと、この数年は発表会直前までバーレッスンをつけてくださるようになったことに特に感謝しています。以前は本番数ヶ月前からは各自でやる形で、きちんとやりたい人よりぱぱっと終わらせてしまう人のほうが時間節約してよい的な雰囲気がありましたが、先生が指揮したバーになることで、体つくることに意識を向ける時間を心おきなくとりながら本番を迎えられるようになりました。
立脇の発表会に参加させてもらったときの充実感が増したのは、揃えることや演技のリアルさの実現にも一切手を抜かないポリシーに加えて、体づくりを大事にしたスケジューリングに変えてくださったことが要因であるのは間違いありません。
それに、毎回、目立つ役まで含めた踊る場を与えてくださることには本当に感謝しています。場をもらえるから、やりたいことをやれています。
終わるまでその先まだやりたくなるかわからないなと思っていたのですが、12月半ばぐらいから、うんこれはまだやりたいかもと思い始め、今日を終えても変わらずそう思っております。まだ、できることを増やしたいし増やせそうな感触があったりします。
また次に向けてレッスンを積んでいきます。
2月のアーツフェスに出演させていただくのでそれを綺麗に踊るのがまずは目標!