ミュージカルへの抵抗がなくなった日

踊りも舞台も音楽も大好きだけど、なんか壁を感じていた、ミュージカルという分野。よく言われているように、「なんでいきなり歌いだすの?」という抵抗感が昔からありました。

原作が好きな『赤毛のアン』や、テレビで話題になっていた『アニー』など、実際に舞台で観たことは何度かあったのですが、なかなかその抵抗は消えなかったものです。

それを払拭してくれたのが、劇団四季の『ライオンキング』でした。

テレビなどで、動物の動きを巧みに再現できる装置のような衣装が強烈に印象に残っていたので一度観てみたかったのと、あと、友達の弟さん(飯泉佳一さん)が出演しているのがきっかけで、生で観てみることに。3年くらい前のことだったかな。

 

いやーーー、もう、素晴らしかった!!!!!

隅から隅まで、素晴らしかった。

台詞はすべてよく聞き取れるし(あとで知ったのですが、母音法というトレーニングの効果だそう)、テンポがいいので冗長に感じる場面が1つもないし、だけどストーリーはしっかり頭に入ってくるようになっているので予習などしていかなくてもちゃんとわかるし、当然だけど歌はめちゃくちゃ迫力だし、趣向をこらした目まぐるしい舞台転換で奥行きも広がりも大きく感じられて本当に広野を見ているようだし。

最初から最後まで、あの「なんで歌いだすの?」を感じることは全くなく、本当に楽しくてあっという間に時間が過ぎたのでした。

 

劇団四季関連の動画はたくさんインターネットで流れているのでいくつか見て、『ライオンキング』に関しては、子役のオーディションの動画に特に感銘を受けました。「一音落とす者は去れ」という厳しい掟にも。あれだけの舞台をずっと続けるには、これだけの背景があるんですね・・・と、ため息。(トレーニング自体の厳しさだけでなく、社食は若手ほど安く食べられるなどトレーニングに集中しやすい環境づくりなどまで。)

 

後に、なんとバレエの後輩(小野実咲季ちゃん、小野日歌里ちゃん)が劇団四季に入団し、ちょうど東京旅行中に小野日歌里ちゃんが出演していた『アラジン』を観ました。これまた、楽しかった!小野実咲季ちゃんの舞台はまだ観られていないのですが、いま『キャッツ』に出ているそうなのでタイミングをみて観にいきたいです。

 

で、最近見ていて釘付けになったのが、三浦春馬さん主演の『キンキーブーツ』の動画。あの『14歳の母』というドラマに出ていたおとなしそうだった三浦春馬さんが、オネエ役に見事にはまっていました。かっこいい~。

歌もダンスも当然すごいのですが、女性っぽい動きや挑発的な表情など、メイクありとなしとで随分違って見えるのが興味深いです。リハーサル動画は、もちろん本番同様に演じられているはずですが、そんなにクセや毒々しさは感じないのに、本番に衣装とメイクがつくと迫力が全然ちがう。ちょっとした目の動きが何倍にも大きく見え、リハと同じ動きがずいぶんセクシーに見えたりするのです。面白い。

生で観てみたい作品の1つです。再演されるみたいだけど、今回は行けそうもない、残念・・・!

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