立脇バレエ発表会大成功^ ^

7月4日、無事発表会が終わりました!
もともとは昨年末の予定だったのがコロナの影響で延期になり、その後の練習日程もコロナに翻弄されまくりで、スケジュールを組む先生方やゲストと一緒に踊る子たちは特に、気持ちの立て直しを何度も強いられたことと思います。

本番は、コロナのせいで出られなくなる子は発生せず(怪我で出られなくなった子はいるのですが)、メインの高3メンバーズと帰省して出てくれた大学生は今までで一番よく踊れたりして、充実した発表会になったんじゃないかなと思います。ほんとに、出てくる子出てくる子が力を発揮するので、役として舞台に立っていながらつい拍手しそうになって困りました。みんなの踊りを間近の背後から見ながら、このすごい集中は客席にも伝わっているに違いないと思いました。

練習期間中、与えられた役への向かい方はその子によって様々でしたが、それぞれがきのうの本番に底力を発揮できるところまで持っていったことは本当にすごいと思います。特に、1幕・2幕・3幕でオーロラ姫を踊った3人が役に立ち向かう様子は、三者三様ながら練習開始時からずっと密かに応援せずにはいられないものでした。

そしてソリスト以外の子供たちにも、練習期間が延びた影響かいつもの発表会準備中とは違う嬉しい変化が。
注意されたことは忘れてませんとアピールするのが目的のような”練習”ではなく、自分でこれちょっとやってみよう、とふと思って動いているような様子がちらほら見え始めたんです。いいぞいいぞそのまま行け!と心の中で拳を上げながら自分も黙々と練習しておりました。これからが楽しみ♪

高3たちがずっと仲良く、『最後』?の発表会を噛み締めるように過ごしていたのは微笑ましかったなあ。

あと、60周年記念ということで、プロになった卒業生も出演し、目が贅沢させてもらいました♪現時点で海外にいる卒業生は動画での発表というこの時代ならではの形式も新鮮でよかったですし。

さて私は今回、『眠れる森の美女』で元気の精と2幕で森の妖精たち、3幕でマズルカを踊りました。今までと違って練習のときとの落差がほとんどなく動けて、とてもすっきりした気分です。

元気の精は、こんな風に踊りたいという形が明確にあり、そこに練習で近づけていくことができて、本番も近づいたままやれたような手応えがあって、珍しく満足しています。って自分で思っているだけで傍目にはどう映ったかわからないし、DVDを見たら撃沈する可能性もありますが・・・。

踊りたい形というのは、覚悟や意思が見えるような、です。元気の精という題にはなっているけど、私の中では以前から、『覚悟』『意思』といったイメージがあったんです。たぶん、昔何度も見たボリショイのビデオの影響だと思います。それまでこのヴァリエーションはそんなに好きではなかったんですが(短調なのにニッコニコで踊られるのに違和感があって)、そのビデオで初めて、あーこういう踊りだったんだ、と思ったんです。

なので練習するときはそのビデオのイメージを頭に置いて、音楽をかけて通すときに覚悟を持って臨むように心がけていました。(いつか一国を背負うオーロラ姫には『覚悟』も『意思』も必要だからいいよね、と後付けで思ったり)そうすると体の動かし方で気をつけようとしていることが途切れなくできやすいというか。

まだまだできることを増やしたいのでまたトレーニングがんばります。いろんな人に、いつまでも続けてね、次の発表会も出るよね、と言ってもらえて、頑張りたいことを応援してもらえるってありがたいなあと、しみじみ幸せに感じています。大役まで割り当てて踊らせてもらえて、本当にありがたいことです。

ひとまず、コロナに追われた今回は終わってみたら最高によかった、ということで。

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