立脇紘子バレエ初、大人だけのスタジオパフォーマンス

立脇バレエ初の、大人だけのスタジオパフォーマンス、観てきました!

いつもであれば2年に1回のおさらい会の中で大人クラスも1曲踊ることになっているのですが、コロナの影響で舞台のスケジュールが変則的となり、おさらい会が1回中止という形になったため、何年前からか大人クラスを担当されている永易有希先生の発案・振付指導で実現に至ったこの会。とても丁寧に進めてこられたんだなというのが伝わってきて、とてもよかったです!

プログラムは、バーレッスン10分ほど、ヴァリエーション10曲、アンサンブル3曲で、全部で45分ほど。いろんなパフォーマンスを観る機会がありますが、大人か子供か、バレエのテクニックがあるかないか、笑顔かそうじゃないかに関係なく、その本番に向けて着実に進んできたなと思えるものは、自然と目が離せなくなるものなんだなあと、改めて思いました。

スタジオパフォーマンスの中でバーレッスンを披露しようと思っているという話を聞いたとき、正直最初は、大人クラスのバーレッスンをパフォーマンスとして魅せるのって難しいのではないか?と思っていました。ですが実際に見てみると、10分ほどのちょうどいいダイジェストになっていたし、丁寧に説明しながら練習してきたことが窺える皆さんの落ち着いて集中した動きに、かっこよさを感じました。順番がしっかり頭に入っている自信、しっかり練習してきた自信、先生やみんなと一緒に披露する安心感などがあるんじゃないかなあと思いました。

かといって軍隊のように揃えようとしているわけではなさそうなのが私はとても好きで、次の曲に備えて脚を一番ポジションに戻すのが他の人より遅れても、落ち着いて戻して決して慌てないというように、きちんとしているけど自然な感じがよかったです。

大人からバレエを始めた方の本番でわりとよく見られる、振りと音が覚えきれてなくて隣の人を見たりやり直したり、照れ笑いで本番感が途切れたりということが全くなかったのも驚きでした。(少しはあっても仕方ないのかなと思っていたので。)どの方もその瞬間の動きに集中しているから、こちらもつい見てしまうんだろうなと思います。

踊りだけじゃなくて衣装の早替えなども、段取りを前もって決めて出演者同士でなるべく手早くできるよう、打ち合わせや練習をされてきたようでした。急遽早替えお手伝い係になりはしたものの、せっかく練習された段取りを邪魔しちゃいけないように感じたくらいでした。

総勢24名もが参加することになったのもびっくりです。普段のレッスンに始まり、出演してみようかなと思える流れを有希先生が丁寧に組み上げてきて、それが形になった会だったんじゃないかなと思います。練習に参加できる日程もバレエをやっているモチベーションも子供よりさらにまちまちなことを考えると、本番まで本当にやること盛りだくさんだったことでしょう。

そして有希先生自身のヴァリエーションがまた美しかったのです。お疲れさまでした!!

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