うちの猫紹介1・のん&ちい

 猫を迎えよう!

子供のころは断然犬派だった私が猫に興味を持ったのは、動物大好きな友人の影響でした。彼女の家には犬2匹と猫1匹がいて、何度かお邪魔するうちに猫の面白さを知り、散歩やシャンプーの手間もかからないし、猫と暮らしたいなあと思うようになったのです。

でも最後に動物を飼ったのは、たしか中学生のときのひよこちゃん。大きくならずに死んでしまって、それまでにもうさぎやひよこを飼ったけど若いうちに死んでしまった経験が辛く、幸せに飼ってあげるのは大変なことだと思い知っていました。だから、猫の習性や飼い方、起こりうる大変なことなど、本などで予習して、しっかり心構えをしてから迎え入れることにしました。

 

 「シェルター」の存在を知る

じゃあどこから迎えようか、と考えたとき、お金を出して買うことは完全に対象外でした。殺処分になる動物たちは少しでも減ってほしいという思いが、当時から強くあったので。
もし捨て猫にばったり逢ったら連れて帰ろうと思っていましたが、全く逢いません。広報誌などで「子猫譲ります」というのも見かけるけど、そういう子たちはきっと誰かにもらわれるから、できれば貰い手が見つかりにくい状況の猫を引き取りたいなと考えました。

保健所等に直接行くという方法も頭に浮かびましたが、そのときは勇気がなく、どこかちょうどいい経路はないかとネットで調べていて見つけたのが、千葉にあるライフボートというシェルター。保健所から引き出した犬や猫に、去勢不妊手術を施してから里親さんを見つける、という活動を行っているところです。もし里親さんが見つからなかった場合はそのシェルターで終生飼育してくれています。
そこから誰かが引き取れば、その分新たに保健所にいる犬猫をシェルターに迎え入れることができる、という。なんて理想的なの!ここしかない!と思いました。

 

 出逢い

2003年10月のある日、車を運転してライフボートへ向かいました。
初めての私には少し大きめの猫が飼いやすいでしょうとのことで、生後4か月ぐらいの子猫10匹ぐらいが暮らすプレハブに通されます。

かわいい子が大勢いて迷いましたが、ずっと仲良さそうに追いかけっこや取っ組み合いをしていた2匹に決めました。

ライブボートで記念撮影

注意事項を聞き、爪の切り方を教わり(初対面の私が切っても全く嫌がりませんでした!)、2回目のワクチンを打ってもらって、復路埼玉の自宅へ。
運転中は2匹の入ったキャリーが気になって仕方ありませんでしたが、当の本人たちは乗り物酔いしている様子もなく、1匹の喉のゴロゴロ音が車内に響きわたっていて、逆に私がなだめられているようでした。

うちに着いても、警戒する様子は全くなく、すぐくつろいで、トイレもすぐ覚え、テレビを見ている私の膝に乗ってすやすやと眠り始めます。ごはんもガツガツ食べて、すんなりうちの子になってくれたのでした。

うちに着いた直後の2匹

1匹はのんびりしていたので「のん」、もう1匹は走るのがチーターのように速かったので「ちい」と名付けました。
(上の写真向かって左がちい、右がのん)

 

 ダッシュで帰路につく日々

甘えんぼうでやんちゃで可愛い2匹との生活が楽しくて、それからしばらくは、仕事が終わったら1本でも早い電車に乗って家に帰りたくて、会社から駅まで、駅から自宅まで、毎日ダッシュしていました(笑)。

レースのカーテンを破る、携帯の充電コードを噛み切る、障子を破る、料理中や私の食事中はなんとか盗み食いしようとする、トイレについて入ろうとする・・・。人間だけの暮らしでもし起こったらストレスになりそうなことが次から次へと起こりますが、いらつかないのが不思議!この子らが幸せならいいやん♪と、鼻の下を伸ばして日々が過ぎていきました。猫好きはみんなそんな感じらしいですね。

遊びに夢中私の夕食を狙う2匹キャリーから身を乗り出して爆睡こたつで爆睡段ボール遊びの途中段ボールの外と中でボクシング障子を破るのは楽しくて仕方ないらしい手作りキャットウォークにて頬を寄せ合う2匹並んで窓の外を見る

 

 いいお兄ちゃん→おじちゃん→おじいちゃん

2匹仲良くすくすくと育ち、5歳のときに「だい」、11歳のときに「まもる」、14歳のときに「海(かい)」という後輩猫を迎えながら歳を重ね、今年15歳になりました。

性格は幼いころから変わらず、ちいは誰にでも「あー?」と話しかけて寄っていく、誘拐の心配がある愛嬌のある子、のんは、”物事がよくわかっている賢い幼稚園児” のようで人間と落ち着いた関係が築ける子です。

後輩猫を迎えるときもいつも、ちいは初対面のときから嬉しげに寄っていって遊ぼうとし、のんは少し距離を置いたところでしばらく過ごすものの数日で鼻チューできるぐらいになりました。弟分たちをかわいがってくれて、母(=私)は楽ちんでした。

そして母(=私)のことが大好きだそうです^^ しあわせ~。

のんは少し体が弱いのか、子猫のときに患った鼻炎が慢性化してしまい、年中鼻水が出ており、最近は口内炎もひどくなってきたのでお薬を飲んでいます。7~8年前には急に体力が落ちて痩せてしまったこともありました。(あとでわかったことですが、腎臓が片方機能していないそうで、衰弱したそのときに腎臓が悪くなっていたのかもしれません。)
ちいも少しジャンプ力が落ちて、出窓に上がるときに後ろ足をひっかけるようになりました。

15歳という年齢はけっこうなものなんだなと思わざるをえませんが、でも、若い後輩に負けじとごはんをねだり、もりもり食べ、一緒に寝ている姿を見ると、とても安らぎます。

千葉のシェルターでこの2匹を選んだ自分のこと、なかなかやるじゃないかと思っています。

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