立脇バレエ大人クラスのスタジオパフォーマンス第2回を観てきました。
前回驚いたのは、出演者の皆さんの集中と落ち着きでした。大人から始めた方の本番では少なくないのは、自信がなくて隣の人を見たり、振りや立ち位置を間違えたときに照れ笑いしたり動きを止めたりで流れが切れてしまうこと。それがないのは今回もそのままで(それだけでも稀に見ることなのですが)、プラス今回は複雑なフォーメーションチェンジまでこなされていて凄かったです
どういうフォーメーションかが見えるところまでの練習でも大変なはずなのに、ちゃんと踊りながらで、でもキョロキョロせず、立ち位置を気にしすぎる感じでもなく(頭の中では相当考えていたとは思いますが)、自然と流れと形が見えて素晴らしかったです。
想像ですが、自然に見えたのはおそらく、立ち位置を舞台のこの印の前とか間とかの絶対位置だけで考えず、隣の人との距離(相対位置)もしっかり参考にしながら動いていたからではないかと思います。絶対位置だけで考えていると、1箇所うまくいかないところがあるとそこだけ浮いて見えたりしますが、周りとの移動の連動を意識していれば、一番目指したかった形はとれなかったとしてもお客さんには何も不自然に映らない、となれると思うんです。
と語るのは簡単ですけど、それを当たり前のようにこなされるレベルにまで持っていった有希先生に拍手です。本当に丁寧に、出演者一人一人の技量と性格を見て尊重しながら練習を進めてこられたんだろうなと思います。
出演者の皆さんも丁寧に臨まれたのが伝わってきました。
今回も良いものを見せていただきありがとうございました。
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