のん&ちい(→紹介はこちら)が11歳、だい(→紹介はこちら)が6歳を迎えた2014年、2匹の子猫を一時預かりすることになりました。
当時お手伝いしていたえひめイヌネコの会の活動の一環で、ある方が預かり担当していた保護猫の担当を事情があって変更することになり、私は生後4か月の雄と雌の2匹を、里親が見つかるまで自宅で世話をすることに。フードや医療費などの必要なものは会から支給されます。自宅ではご飯やトイレや通院といったお世話を、自分の猫たちと同じように行い、毎週日曜日の譲渡会に参加させるので送り迎えをすることになります。
やってきたのは、真っ黒な女の子と白黒の男の子の、おそらくきょうだいの2匹。さすがは子猫、初めての家に入っても全く怖がることはなく、甘えた鳴き声を聞かせてくれ、100均グッズを駆使したケージのおうちで、仲良く過ごしていました。
2匹とも里親を探していつか巣立っていくのですが、とりあえず名前をということで、うちで唯一の女の子となる黒猫ちゃんは「ひめ」、お姫様を守ってねお兄ちゃんということで男の子のほうは「まもる」と呼ぶことにしました。
だいがうちに来たときと同様に、初めはうちの猫と別の部屋で過ごし、数日後にケージごと先輩猫たちの部屋に移動。お互い、手は出されないけど姿が見えている状態での同居から始めました。
里子に出すのだからうちの猫たちと馴染ませる必要はなかったのですが、同じ部屋にいてくれたほうが様子を観察しやすいし、猫見知りしない子に育ってくれたほうが、先住猫のいるお宅にも引き取ってもらえると思ったからです。
のん&ちい&だいは数日で受け入れてくれました。みんなでくっついて過ごしている姿には癒されたものです。
譲渡会はまだ少し先でしたが、イヌネコの会の「里親募集中」のWebページに、2匹の写真などが掲載され、すぐに、ひめちゃんの里親希望者が現れました。すでに黒猫を飼っている方で、もう1匹黒猫を迎えたいと思っていたとのこと。さっそくひめちゃんをお届けにあがり、1週間のトライアル飼育期間を経て、無事そのお宅の子となりました。
まもるはその後、3回くらい譲渡会に参加したでしょうか。なかなか里親希望者が現れず、体はどんどん大きくなり、うちの猫たちとはどんどん仲良くなり、根負けした私はとうとう、うちの子にしますと宣言してしまい、晴れて(?)うちの子に・・・。
そのうち里子に出すし、先輩猫たちがかわいがってくれているしで、私は初期のまもるとはあまりべったりすることがありませんでした。だからなのか、4歳になる今も、甘えて寄ってくるときでも他の子ほど全身無防備に預けてくれることがまだありません。やはり幼少期にたっぷり愛情を注ぐことは大切だなーと悔やまれますが、抱っこやチューが苦手だっただいも、7歳あたりから大丈夫になってきたので、まだまだこれからゆっくり絆を強めていきたいと思っています。
おしゃべりで、名前を呼べば寝ていても返事をし、人間が近くでしゃべっている間は相槌を打つようにずっと声を出しているまもる。
運動神経抜群で、脱走防止につけた高さ180cmの格子戸を越えてしまうまもる。
ブラッシングが大好きで、他の猫にしているブラッシングの音を聞いているだけでもご機嫌になるまもる。
見た目はごく普通の少年のようですが、なかなかユニークな子であります。お見知りおきを♪