2017年8月3日 病気が発覚
海くんがわが家にきて2日。
環境に少し慣れたのか一度に食べるご飯の量は増えてきているものの、やはり遊ぶとすぐに疲れてしまうようです。生後3か月弱の子猫だから、走り回って目が離せないのを覚悟していたのに、とにかくゆったりしています。それなのに呼吸だけは、常にとても速いのが確かに気にかかります。
まだ風邪が治っていないのかもしれない、と思い、今後の健康管理などについて獣医さんに聞きたいこともあったので、いつもお世話になっている病院に連れていきました。
待合室にて問診票に記入。呼吸が速いことを備考欄に書いて出したところ、看護師さんが私のところに来て、「順番はまだ先ですが、呼吸の状態を先生が見たいと言っているので、少しお借りします」とのこと。キャリーごと渡し、すぐに戻ってきましたが、「もし急に具合が悪くなったりしたらすぐ声をかけてください」と言われるのです。
いったい何が気になっておられるのかわからないまま待ち、診察の順番が来ました。
もう一度呼吸の状態を見せ、すぐにレントゲン撮影をすることに。できあがった写真を見ながら聞いた診断は、『横隔膜ヘルニア』でした。
肺の下にある横隔膜という筋肉が、先天的または事故により一部がない状態で、本来ならばお腹の位置にあるべき臓器が胸の位置まで全部上がってしまい、臓器同士が圧迫しあっている状態なのだそう。肺が圧迫されているので呼吸は浅くしかできず、胃が圧迫されているので少しずつしか食べられないという状態だったのです。
この病気になった猫は、短命で、しかも急死となることが多いそうです。治すには手術しかないとのこと。ただしリスクが高く術中・術後に亡くなるケースも多いため、手術はせずに静かに生活させることを選ぶ飼い主さんも少なくないそうです。
海くんは重症の部類に入るとの説明でした。
この日は、少し考えますとお返事して帰宅しましたが、いつか突然やってくる最期のときまで、今のように満足に食べられず遊べない生活を続けさせる気にはなれない、と思いました。
翌日、病院に電話をかけ、手術をお願いしますと伝えました。